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「WordPressでブログを始めたいけれど、サーバー選びと開設手順で止まってしまう」という人は多いと思います。
このブログ「ピッチとサーバー」自体、ConoHa WING+WordPressで動いています。開設から約2年たち、途中できちんと更新できていなかった時期もありましたが、サーバーはずっとそのまま使えてきました。
この記事では、ConoHa WINGでブログを開設する手順と、開設直後にやっておきたい初期設定を、このサイトで実際に行った内容のまま解説します。
申し込み前に決める3つ
申し込み画面で迷いやすいのは、次の3つです。先に考え方だけ押さえておくと、手続きは一気に進みます。
1. 料金タイプは「WINGパック」
ConoHa WINGには、時間課金の「通常料金」と、長期利用割引の「WINGパック」があります。ブログを続ける前提なら、WINGパックが基本です。
- サーバーと独自ドメインがセットになっていて、契約中は独自ドメインを最大2つまで永久無料で使える
- 契約期間は3か月・6か月・12か月・24か月・36か月から選択し、一括払い。期間が長いほど月額は安くなる(ベーシックプランで月額659円〜。2026年10月30日時点の公式表示で、キャンペーンにより変動します)
2. プランは最初「ベーシック」で十分
プランはベーシック/スタンダード/プレミアムの3つです。個人ブログの開始時点では、ベーシックで容量も性能も十分足ります。プランは後から変更できるので、最初から上位プランにする必要はありません。
3. ドメイン名だけは、少し悩む価値がある
ドメイン名は後から変更できません。綴りの間違いがないかも含めて、ここだけは慎重に決めてください。ちなみに、このサイトのドメインは深い意味を持たせずに決めたものです。それでも運用上困ったことは特になく、名前は後からブログタイトルで付け直せます。
申し込み〜WordPress開設の手順
ConoHa WINGには「WordPressかんたんセットアップ」という仕組みがあり、申し込みと同時に、サーバーの契約・独自ドメインの取得と設定・WordPressのインストール・テーマの追加・SSLの設定までが一連の流れで完了します。大まかな手順は次の通りです。
- ConoHa WINGのサービスページから「お申し込み」をクリックする
- 料金タイプで「WINGパック」を選び、契約期間とプラン(ベーシック)を選択する
- 「WordPressかんたんセットアップ」を「利用する」にして、独自ドメイン名・サイト名・WordPressのユーザー名とパスワードを入力する。テーマは無料テーマ「Cocoon」を選んでおくと、このサイトと同じ構成で始められます
- お客様情報(メールアドレス・パスワードなど)を入力する
- 電話認証またはSMS認証を行う
- 支払い方法を入力して申し込みを完了する
完了後、しばらく待つとWordPressの管理画面にログインできるようになります。ここまでで「ブログの器」は完成です。

開設直後にやった初期設定(このサイトの実例)
WordPressは入れただけでも使えますが、最初に数か所だけ設定しておくと後が楽です。ここからは、このサイトで実際に変更した項目を、画面と項目名つきで紹介します。
- 設定 → パーマリンク設定: 「投稿名」を選択。記事URLがシンプルになり、後から困りません
- 設定 → ディスカッション: 「新しい投稿へのコメントを許可する」のチェックを外す。コメント運用をしないなら、スパム対策として最初から切っておくのが楽です
- 投稿・固定ページの整理: 最初から入っているサンプル投稿(Hello world!)とサンプルページをゴミ箱へ移動
- 外観 → テーマ: 無料テーマ「Cocoon」の子テーマ(Cocoon Child)を有効化。子テーマ側で設定すれば、テーマ更新で設定が消えません
- Cocoon設定 → 高速化: 「ブラウザキャッシュを有効化」と、CSS・JavaScriptの縮小化を有効化
- プラグイン → SiteGuard WP Plugin を有効化: セキュリティ対策です。ただし有効化するとログインURLが標準のものから変更されます。新しいURLを必ずブックマークしてください(詳しくは次の節)
このほか、SNSシェア用のOGPやTwitterカード、記事の目次は、Cocoonでは最初から有効になっていました。
つまずきやすい点(実際に起きたこと)
ログインURLが変わって、ログイン画面にたどり着けない
SiteGuard WP Pluginを有効化すると、不正ログイン対策としてログインURLが標準の「wp-login.php」から別のURLに変わります。これは正常な動作ですが、知らずに標準URLを開くとログイン画面が出てきません。有効化直後に表示される新しいURLを、必ずブックマークしておいてください。
管理画面が403エラーで開けないことがある
ConoHaには「海外アクセス制限」というセキュリティ機能があり、コントロールパネルの「サイト管理 → サイトセキュリティ」で設定します。このうち「ダッシュボード」の制限が有効だと、接続元の環境によっては、ログインできても管理画面だけが403エラーで開けないことがあります。このサイトでも実際に起きました。WAF(不正アクセスを遮断する機能)は有効のままにしておき、制限の対象を見直すのが安全な対処です。
AIにWordPressの作業を任せるなら、ここを「作業中だけ」OFFにする
このサイトでは、記事の下書き保存や設定変更といった作業の一部を、AIアシスタントに任せています。ところが、海外アクセス制限が有効なままだと、AI側の接続が海外IPとして扱われてしまい、正しいIDとパスワードでログインできても、管理画面が403エラーではじかれて作業が進みませんでした。WAFのログには試行時刻の記録がなかったため、「攻撃を防ぐ機能」ではなく「海外からの接続を止める機能」が原因だと切り分けられました。
対処は、作業の間だけ次の2項目をOFFにして、終わったらONに戻すことです。
- ダッシュボード: 管理画面へのアクセス制限
- REST-API: 外部のツールやアプリがWordPressと連携するための窓口の制限
それ以外の項目(XML-RPC APIなど)はONのままで、WAFも常にONのままにしています。
ただし、セキュリティの話もセットです。OFFにしている間は、海外からのアクセス試行も管理画面に届く状態になります。だからこそ、次の3つが前提になります。
- OFFにするのは作業中だけ。終わったら必ずONに戻す(いちばんのリスクは「戻し忘れ」です)
- ログインURLの変更、画像認証、ログインロックといった他の防御(SiteGuard WP Plugin)は有効にしたままにする
- AIにログイン情報を渡す場面でも、パスワードをチャット本文に直接書かず、サービス側の安全な保管機能を使う
このサイトでも、WAFは不審なファイル探索やSQLインジェクションのようなアクセスを日常的に検知・遮断しています。「全部OFFにして放置」は論外で、「必要な窓口を、必要な時間だけ開ける」という考え方で運用するのがポイントです。
まとめ
- 料金タイプはWINGパック、プランはベーシック、ドメイン名だけ慎重に決める
- 「WordPressかんたんセットアップ」を使えば、申し込みから開設まで一気に進む
- 開設直後は、パーマリンク・コメント設定・サンプル整理・高速化・セキュリティの初期設定まで一気にやってしまうのがおすすめ
- SiteGuard有効化後のログインURL変更と、海外アクセス制限による403は、知らないと慌てるポイント
- AIに作業を任せる場合は、海外アクセス制限のうちダッシュボードとREST-APIだけを作業中だけOFFにし、終わったら必ずONに戻す
開設と初期設定が終われば、あとは記事を書いていくだけです。このサイトの記事は記事一覧にまとめています。
