うるさい打鍵音よ、さようなら。静音キーボード&5ボタンマウスでオフィスの入力環境を無線化した話

静かなオフィスほど、キーボードの音が気になる

静かなオフィスで仕事をしていると、意外と耳につくのがキーボードとマウスの音です。

周りの人の「カタカタッ」という打鍵音や「カチッカチッ」というクリック音が、集中したいときに限って気になる。Web会議が始まれば、マイクが拾う音も気になります。そしてふと思うわけです。「自分の音も、周りにはこう聞こえているのか」と。

私自身、情シスとして社内のPC環境を見る立場でもあるので、この「音」の問題は他人事ではありませんでした。そこで入力環境を見直して行き着いたのが、「静音」と「無線」を両方満たすキーボードとマウスのセットです。ケーブルもなくなり、デスク周りもすっきりしました。

結論から言うと、替えて正解でした。この記事では、実際に使っている製品と、使ってよかった点を正直に紹介します。

使っているのはエレコムの無線静音キーボード&マウスセット

私が使っているのは、エレコムの「TK-FDM116SKMBK」という、無線静音フルキーボード&マウスのセットです。キーボードとマウスが最初からセットになっていて、両方とも静音設計になっています。

主な特徴は次のとおりです。

  • キーボードは、各キートップにシリコンラバーを装着する設計で、打鍵音を従来品と比べて9割以上低減
  • フルサイズでテンキー付き。キーピッチは19mm、キー方式はメンブレン
  • マウスは5ボタンすべて(左右ボタン、ホイールボタン、「進む」「戻る」)にサイレントスイッチを採用
  • マウスのセンサーはBlueLED、分解能は1600カウント
  • 接続はUSBレシーバー式。レシーバー1つでキーボードとマウスの両方がつながり、専用ドライバのインストールも不要

つまり「静音であること」「5ボタンであること」「Bluetoothの設定なしで使えること」という、私が重視していた条件を1つのセットで満たしていました。ホットキーや排水機構、抗菌加工といった付加機能もありますが、私が選んだ決め手はこの3点です。

使ってよかった点

1. 静音で、キーボードを叩く音が気にならなくなった

一番の変化はやはり音です。静音キーボードに替えてから、自分のキーボードを叩く音が気にならなくなりました。

以前は、静かな時間帯に長文を打つときなど、無意識に「うるさくないかな」と手加減していました。今はその遠慮が要りません。マウス側もすべてのボタンがサイレントスイッチなので、クリック音も抑えられています。キーボードとマウスの両方をセットで静音化したことで、入力にまつわる音全体が底下げされた感覚です。

静音化は「自分の集中のため」だけでなく、「周りへの配慮」でもあると思っています。自分が気にならなくなった分、周りの人の音に対する感じ方も変わって、変なストレスが減りました。

2. 5ボタンマウスの「戻る」「進む」が地味に最強だった

マウスは5ボタンで、親指側の4・5ボタン目に「戻る」と「進む」が割り当てられています。これを入れるだけでも、マウス操作が格段に楽になりました。

ブラウザで調べものをしているとき、資料のフォルダを行き来するとき、いちいち画面左上の矢印までカーソルを運ぶ必要がありません。手の親指でちょっと押すだけ。1回あたりは数秒でも、1日に何十回も繰り返す操作なので、積み重なると大きな差になります。

一度慣れると、普通の3ボタンマウスに戻れません。マウス選びでは「ボタンの数」も立派なチェック項目だと実感しています。

3. レシーバーを挿すだけ。Bluetoothの設定が不安な人でも安心

このセットはBluetoothではなく、USBレシーバー式です。ノートPCのUSBポートに小さなレシーバーを挿すだけで、キーボードとマウスがそのまま使えます。ペアリングの設定画面を開く必要も、接続先を切り替える操作もありません。

「Bluetoothの設定がよく分からない」「つながったり切れたりが不安」という人でも、挿すだけなので安心です。ドライバのインストールも不要なので、PCを替えたときの移行も挿し替えるだけ。情シス的にも、「挿せば動く」という単純さは、問い合わせ対応の現場で強い味方になります。

4. レシーバーの挿し先に融通がきく

レシーバー式の弱点は「USBポートを1つ使うこと」ですが、このセットはレシーバー1つで2台をつなげるので、消費は最小限です。そのうえ、挿し先にも融通がきくのが気に入っています。

たとえば、ドッキングステーションにレシーバーを挿しておけば、ノートPC本体のポートは一切使いません。ドックにケーブル1本でつなぐだけで、モニターも電源も入力機器も全部そろう形になります。逆に、出先などでドックを使わないときは、本体に直接挿せばいい。その場合ドック側のポートが1つ空くので、USBメモリなど別の機器を挿す余裕が生まれます。

「どこに挿しても成立する」という選択肢の多さは、日々の使い方の中で地味に効いてきます。

5. 電池が意外と長持ちする。1年以上使えている

意外だったのが電池の持ちです。無線機器は「電池切れが面倒そう」というイメージがありましたが、このセットは1年以上使い続けられています。もちろん使い方や電池の種類で変わりますが、少なくとも私の環境では、電池交換が日常の手間になることはありませんでした。

両方とも電源スイッチが付いているので、使わないときに切っておけるのも効いていると思います。電池残量を知らせるLEDがあるので、「突然切れた」という事態にもなりにくいです。

静音・無線のキーボードとマウスを選ぶポイント

最後に、私の経験から「ここを見ておくといい」というポイントを3つ挙げます。

静音の仕組みと、打鍵感のトレードオフ

静音キーボードは、キートップにシリコンラバーを装着したり、静音スイッチや打鍵音の小さいキー方式を採用したりして音を抑えています。その分、打鍵感は「しっかり叩いた感触」よりも、柔らかく・軽めになる傾向があります。

カチカチという手応えが好きな人には物足りなく感じるかもしれません。音の小ささと打鍵感はトレードオフなので、「静かな環境で使う」のか「打鍵感を楽しみたい」のか、用途で割り切るのが大事です。オフィス用途なら、私は静音を優先して正解でした。

無線方式は「レシーバー式」と「Bluetooth」で性格が違う

無線には大きく2つの方式があります。

  • USBレシーバー式:挿すだけで使える。設定が単純で、サインイン画面などOSが起動する前の段階でも効くのが強み。弱点はポートを占有することと、レシーバーの紛失リスク
  • Bluetooth:ポートを空けられ、スマホやタブレットとの切り替えに向く。弱点はペアリングの手間と、接続が不安定になる場面があること

会社PCでは、情シスのポリシーでBluetoothが無効化・制限されている場合も珍しくありません。その点、レシーバー式は「挿せば動く」ので会社PCとの相性が良い方式です(もちろん、周辺機器の接続ルールは会社ごとに違うので、勤務先の決まりは先に確認してください)。会社のノートPC中心ならレシーバー式、私物デバイスと兼用したいなら両対応、というのが私の結論です。

マウスは「ボタン数」と「静音」をセットで見る

マウス選びでは、センサーの性能だけでなく、ボタン数とクリック音の静音性も見てください。5ボタンの「戻る」「進む」は作業効率に直結しますし、静音スイッチなら周囲への配慮にもなります。キーボードだけ静音にしても、マウスのクリック音が残ると意外と目立つので、セットで静音化するのがおすすめです。

まとめ

  • 静音キーボード&マウスに替えると、自分の打鍵音・クリック音を気にしなくてよくなる。これは周りへの配慮でもある
  • 5ボタンマウスの「戻る」「進む」は、一度慣れると手放せない効率アップ
  • USBレシーバー式は「挿すだけ」で、Bluetooth設定が不安な人や会社PCにも向いている
  • レシーバーはドックに挿しても本体に挿してもよく、電池も長持ち。無線化の手間は思ったより小さい

あと、これは個人の感想ですが、仕事でイライラしていると、どうしてもキーボードを叩く音やマウスをクリックする力が強くなりがちです。大きな音を出しているのは、実は自分も同じで、人のことは言えません(笑)。静音タイプに変えるだけで、音が大きくならない分、自分も周りも少し気分よく働けるかもしれません。

キーボードとマウスは、毎日いちばん長く触る道具です。「音」と「操作の速さ」を見直すだけで、仕事の快適さはかなり変わります。まずはマウス1つ、キーボード1つからでも、静音に替えてみてはいかがでしょうか。

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